お墓参りというのはお盆などの行事のひとつして考えられているため、もはや行事のひとつのように感じている方も多いのではないでしょうか。 しかし、お墓参りというのは、ご先祖や故人との精神的なコミュニケーションの場所として考えられています。 お墓参りの際には墓を掃除してお供えをして帰宅するというだけではなく、近況を報告したり、ご先祖さまのお墓などの場合には自分が今ここにいれることを感謝するための場所でもあります。 精神的な繋がりを得ることができるのがお墓参りなのです。 お墓参りは精神的なコミュニケーションを目的としていることから、決まった作法などはありませんが、故人と久しぶりに会うのですから服装などもあまり派手なものや露出の高いものはご法度とされています。 掃除を行いながらもお墓に眠る故人に語りかけ、最後にお供え物をし、静かに合掌をします。 ろうそくなどは火をつけたままにせずに必ず消して帰るのは基本です。 お供え物は線香や花以外は持ち帰り、墓を動物などに荒らされないようにすることも基本です。 |