多くの日本人は仏教ですから、春のお彼岸に夏のお盆、秋のお彼岸には皆揃ってお墓参りをします。それ以外にも命日や節日に、何か報告をしたいときなど、お墓参りはいつしても構いません。一斉に全国的にお墓参りをする仏教ですが、そうした習慣を持たないのはキリスト教です。ご先祖様をいつまでも大切にする仏教ですから、長期的に供養をしますし何度もお墓参りをします。 二十七回忌や三十三回忌など普通にありますが、キリスト教ではこうした習慣はありません。長期的に祈ることが大切とされる仏教ですが、そうすることで極楽浄土に故人が行けると信じられているためです。死への考え方がキリスト教と仏教では、根本的に異なります。神様から与えられた尊い永遠の安息が、キリスト教にとっての死です。お墓参りを皆が一斉にする日を設けてはいないものの、キリスト教でもお墓参りをすることはあります。基本的には仏教ほど、キリスト教の場合はお墓参りを重視はしていません。 |